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RISC OS : ウィキペディア日本語版
RISC OS

RISC OS ()は、ARMアーキテクチャシステム向けに設計されたグラフィカルユーザインタフェースベースの一連のオペレーティングシステム (OS) である。ARMがRISCアーキテクチャであることから名付けられた。エイコーン・コンピュータが1987年、Acorn RISC Machine プロセッサを採用した自社製のArchimedesというパーソナルコンピュータ向けに開発したのが最初である。コマンドラインインタフェースウィンドウシステムを伴ったデスクトップ環境を備えている。
1988年から1998年まで、ほぼ全てのエイコーン製のARMベースのコンピュータ(Archimedes、RiscPC、NewsPad、A7000)にバンドルされていた。オラクルネットワークコンピュータやその互換機で RISC OS の派生版 (NCOS) が使われていた。1998年にエイコーンが解体されると、このOSの開発はフォークし、RISCOS LtdPace Micro TechnologyCastle Technology といったいくつかの企業がそれぞれ開発を継続した。1998年以降は、IyonixA9homeといったARMベースのデスクトップコンピュータにバンドルされてきた。2012年現在も開発はフォークしたままであり、RISCOS Ltd と RISC OS Open コミュニティで開発されている。
最近の安定バージョンが動作するプラットフォームとしては、ARMv3/ARMv4のRiscPC(あるいはVirtualAcornやRPCEmuなどのエミュレータ)、ARMv5のIyonix、ARMv7ベースのCortex-A8プロセッサ(BeagleBoardTouch Bookなどで使われている)がある。2011年、Cortex-A9ベースのPandaBoardへの移植が発表され、Raspberry Pi 向けの開発版も公開されている。
== 歴史 ==
1987年、''Arthur 1.20'' として生まれた。次のバージョンである Arthur 2 から RISC OS 2 と呼ばれるようになり、1989年4月にリリースとなった。RISC OS 3.00 はいくつかの新機能を搭載し、1991年に初期のA5000向けにリリースされた。1996年までに50万システム以上の RISC OS が出荷された〔ART – Acorn RISC OS 〕。
エイコーンは1999年1月に RISC OS の開発を公式に停止し、社名を Element 14 に変えた。1999年3月、新たに創業した RISCOS Ltd が Element 14(およびその親会社となった Pace Micro Technology)からライセンス供与を受けて RISC OS 3.8 の開発を継続し、1999年7月に RISC OS 4 としてリリース。同社によれば、2005年に生産停止となるまでに RISC OS 4.02 を搭載したROMが6,400個出荷された。
2001年5月、RISCOS Ltd は、ユーザーが最新のOSアップデートにアクセスできるようにする ''RISC OS Select'' を開始した。ソフト的にロード可能な形式でリリースするもので、ROM上のOSでブートした際にロードできる。2002年5月に Select 1、2002年11月に Select 2、2004年6月に最後の Select 3 がリリースされている。同時にROM版のバージョン4.39をリリース。これは3ボタンマウスを 'Select', 'Menu', 'Adjust' として使えるようにしたバージョンで、''RISC OS Adjust'' とも呼ばれている。
2002年10月、Castle TechnologyIyonix PC をリリースした。Paceがセットトップボックス向けに改良したNCOSをベースとした別系統の RISC OS 5 が搭載されている。2006年10月、Castleは RISC OS 5 をシェアードソース型ライセンスで公開する計画を発表。その管理を行う会社として RISC OS Open Ltd. が創設された。
同じく2006年10月、RISCOS Ltd は RISC OS Six を発表。これまで通り Select 方式で Select 4 として出荷するとした。ベータ版の RISC OS 6, Preview 1 (Select 4i1) が2007年に登場し、Select の購読者全員に対して無料で提供された。2009年4月には Select 5 が出荷されている。
2009年12月、RISCOS Ltd は最新版の Select 6i1 を出荷した。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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